Lancaster & Philadelphia @ PA 2018/8

2018年8月15日(水)

レンタカーをして友人ファミリー(母子)と一緒にPennsylvaniaへ!最初の目的地は「Amish Village」。
以下に簡単(と言っても長文です💦)に調べた内容をまとめますが、なかなか興味深い生活様式で、ある意味私たちが失いかけている事を大切にしている気がします。羨ましいとすら思える部分も✨

アーミッシュとは、アメリカとカナダに約30万人いるキリスト教の一派でドイツ系の移民。移民当時の生活様式を守ることを主義とし、昔ながらの生活をしています。シンプルな服や美しいキルト、丈夫な家具に家も手作り。電化製品もほとんどない中で自給自足の生活を行っています。
パソコンやスマホなどの利用も自分たちの意思で制限しています。時代の流れと共に信仰心によっても差はあるようですが、規律などもあり、破るとそれはなかなか厳しい世界。
彼らは車を持たず馬車を利用し、農耕や牧畜はアーミッシュの生活の基盤。馬に農耕機を引かせ、全員で農作業を行います。もちろん子どもも小さいうちからお手伝いが当たり前!
また、アーミッシュの子供が16歳になると「ラムスプリンガ」と呼ばれる自由の期間が与えられます。これは親元から離れて生活し、行動の制限がなくなる期間。この期間にアーミッシュの子供たちは都会へ出たり、お酒やたばこ、時にはドラッグなどさまざまな体験をすることに。そして成人(18歳)を前に、アーミッシュに戻るか、俗世で暮らすかを選択できるとのこと。意外なことに、ほとんどの子ども達はアーミッシュの暮らしへ戻るとか。
もう聞けば聞くほど、調べれば調べるほど興味深い生活です!
2017年度に調査された最新のデータでは、現在のアーミッシュの人口は318,390人😵アメリカの31州とカナダの3州、数は少ないですがアルゼンチンとボリビアにも住んでいるとか。一家庭の子どもの数が5人以上、若者のうち85%以上がアーミッシュになることを選ぶため、布教・勧誘活動をしていないのに、人口はどんどん増えていくようです。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115027j:plainペンシルベニア州のランカスターは、DC郊外から車で2時間半ほど。アーミッシュが多く住む街としても有名で、アーミッシュを紹介する施設やレストランなども沢山あります!
今回は「Amish Village」というところに寄ってみました。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115030j:plainアーミッシュの家を再現し、ガイドが案内してくれるツアーに参加。
家に電気は通っていないけれども、今はプロパンガスは使っている家庭が多いそう。これも宗派によってはガスもNGという厳格なところもあるそうですが...。アイロンなども興味深いですよね。しかも、おしゃれに見えてきます。

 

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f:id:memorialbench-sf:20180925115036j:plainアーミッシュが使っているミシンは、なんと日本製のシンガーやジャノメミシンが多いとか😲ちょっと嬉しいですね。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115040j:plain素敵なキルトがいっぱい。販売しているものもあります!写真のキルトは395ドル。

 

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f:id:memorialbench-sf:20180925115044j:plain女性は無地のワンピース、男性はシャツに吊りズボンというように、アーミッシュには決まった服装があります。余計な装飾がなく、シンプルを追及した服です。そして、ワンピースとズボンは手作り。
詳しく聞くと、結婚するとエプロンの色が変わったり、更に細かく決まりごとがあります。男性の帽子の形状も、おじいちゃんになると変わったり!

 

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f:id:memorialbench-sf:20180925115059j:plain洗濯だってもちろん洗濯機は使わず!

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115102j:plain樽ですすいだ洗濯物を一つずつ中央に付いているローラーにかませて脱水。そして外に沢山の洗濯物を干している様子は、日本人には馴染みのある感覚❤️

 

f:id:memorialbench-sf:20180925123303j:plainこちらは見学施設にて。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925123348j:plainバスで立ち寄ったショップの前にて。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115104j:plainアーミッシュのお料理は美味しいと評判だそう。デザートも有名だそうで、余談ですが「ステラおばさんのクッキー」のステラおばさんはアーミッシュ村出身とのこと。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115108j:plainアーミッシュが飼っている動物たちとも触れ合えます♪

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115113j:plain穏やかな時間が流れているせいか、穏やかな子ばかり😊この豚ちゃんはバスケットボールが大好きで、ずっと戯れてました❤️

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115118j:plain2017年度に調査された最新のデータでは、現在のアーミッシュの人口は318,390人😵アメリカの31州とカナダの3州、数は少ないですがアルゼンチンとボリビアにも住んでいるとか。一家庭の子どもの数が5人以上、若者のうち85%以上がアーミッシュになることを選ぶため、布教・勧誘活動をしていないのに、人口はどんどん増えていくようです。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115124j:plainショップではキルトや鍋つかみなども販売してます。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115131j:plain屋根付きの馬車は成人にならないと乗れないなどの規律も

 

f:id:memorialbench-sf:20180925123752j:plain画像は荒いのですが、確かに子どもは後ろにある荷台のようなところに乗ってる😲

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115136j:plain学校です!子どもたちの教育も、コミュニティ内のみで行われています。全学年が同じ教室。これは国からも認められており、教育期間は8年だそう。教育内容もかなり選択された内容のようです。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115139j:plainアーミッシュの人々は、自動車に乗ることはありません。馬車や自転車などで移動します。
家の見学後は、バスで1時間半ほど周辺を案内してもらい、途中でショップにも寄ります。そこで、アーミッシュのデザートやチーズ、手作りポテトチップスなども購入!商売っ気のない低価格の設定にも驚きましたが、どれも美味しい❤️

 

f:id:memorialbench-sf:20180925124028j:plainショップで売っている手作り品

 

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f:id:memorialbench-sf:20180925115144j:plain電線など引かれていない家はアーミッシュ。でもアーミッシュではない家庭と隣り合わせだったり、すぐ近くに普通の公立の小学校があったりするのですが、うまく共存している様子が伝わります。とはいえ、子どもは目移りしないのかな〜?というのが素朴な疑問でもありますが...。

見学後は、アーミッシュ経営のレストランでディナー!スタッフの女性が皆かわいくて優しくて、私たち全員の印象は「アーミッシュの女性は美人が多い✨」でした😅
今はコミュニティーの外の世界の人と接点のあるアーミッシュも増えているようですが、それでもアーミッシュのコミュニティを大切にしているというのは、やはりそれだけの魅力があるのでしょうね。
とっても勉強になった1日でした✨

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115148j:plain行き当たりバッタリの旅!食後、友人も私も眠くなったのでランカスターのホテルへ😆
次の日は1時間半ほど飛ばしてフィラデルフィアに到着です!ここでレンタカーも返却。

Independence Hall
世界遺産にも登録されている独立記念館。街中は名所が凝縮されているので歩いて廻れます。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115152j:plainNational Constitution Center(米国憲法センター)
全員興味なしとのことで、記念撮影のみ。あっという間に街見学が終わりそう💦

余談ですが、1790年から1800年までの10年間、新都ワシントン特別区の建設が一段落するまで、フィラデルフィアが合衆国連邦政府の首都だったそう。

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115157j:plainLiberty Bell(自由の鐘)
合衆国の歴史に大きな意義を持つ鐘!アメリカの独立、奴隷制の廃止、合衆国内の国民性と自由において最も親しみのある象徴の一つ。

 

フィラデルフィア美術館、ロダン・ミュージアム、バーンズコレクションや松風荘にも寄りたかったけれども、時間もないし子ども達の興味もないし、やはりその辺は改めて一人で来ないとですね😤

 

f:id:memorialbench-sf:20180925115202j:plainお世話になった友人ファミリーともここでお別れ!ビジターセンター前から乗れるというMegabusの予約をし(ネットのみ)、NYに移動です。安全か聞いたら大丈夫と言われ、事前に予約をするとかなり安い価格からスタート。指定席ではないので、残席数に応じて価格が変わるのかな?我が家は一人9ドルの時に購入。その後すぐに15ドルに変わりました。2階席の前方や1階席の4名用向かい合わせの席が指定で有料のようですが、事前に予約していないと難しいでしょうね〜。
安くて不安になりますが、2階建てのバスで2時間ちょっとのバスの旅、爆睡させていただきました😉カリフォルニアも走っているようですが、利用する機会、あるかな〜???

 

つづく...